どすこい社長は入れ歯なのだが、
医者もあきれそうなくらい、よくなくす。
飲食店などでは、
わずらわしい入れ歯を、
食後、ティッシュに吐き出すのだが、
その事を、
すっかり忘れて帰宅してしまうのだ。
そして、店から
「入れ歯がテーブルの上にありました」
と電話がかかってきたりする。
今回は、外のベンチでカフェラテをのんでいた時に落としたかもしれない、、、
と、本人はいうのだ。
「エー！入れ歯なんて拾う人いないよね〜」
イドヤ内でどよめきがおこる。
カット中の愛子店長が
「交番に行ってきなさいよ！」
という。
が、しかし、
誰の口の中に装着されていたかわからない入れ歯を届ける人などいるだろうか。。
それを聞いていたお客さんが
「子供とかだったら、入れ歯が落ちているのを見つけたら、
蹴ってサッカーとかしちゃうんじゃにですか？」
愛子店長もすかさず
「入れ歯に花とか挿してたりねーー。遊んじゃうよねー笑‼」
「フフフ」
「アッハハ」
皆、笑っているが、
どすこい社長の表情だけは硬直している。
暗い。
かなり深刻だ。
日も暮れて薄暗い夕暮れの中、
ドスコイ社長は、
ベンチに入れ歯を探しに行った。
それから数日後、、、
入れ歯がベンチにあったのかというと、、、
「びーっくりしちゃった‼‼」
大爆笑しながら
店に入ってきたドスコイ社長。
話をきくと、
なんと、
どすこい社長、
あの日は、
アイスを購入したとの事。
その時、
購入した袋に入れ歯を入れ
すっかり忘れて、
アイスと入れ歯を、
そのまま冷凍庫に入れてしまったそうで、
アイスと一緒に
入れ歯は冷凍庫に入っていたそうである。
